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子宮頸がんワクチン(HPVワクチン・シルガード9)接種|世田谷区の産婦人科

任意接種
子宮頸がんワクチン(HPV)
接種のご案内

子宮頸がんは予防できるがんです。
ご自身と、大切な未来を守るために。

塩谷茉智子院長

院長 日本専門医機構認定産婦人科専門医
塩谷 茉智子

HPVワクチンを接種しましょう

比較的若い世代の女性に発症しやすい子宮頸がんは、進行すると命に関わるだけでなく、妊娠・出産に大きな影響を及ぼす病気です。
発見時のがんの進行度によっては、子宮を失うことで妊娠できなくなったり、手術の影響で早産のリスクが高まったりすることがあります。

子宮頸がんのほとんどは「ヒトパピローマウイルス(HPV)」の感染が原因ですが、ワクチン接種により発症リスクを大幅に下げることができます。
WHO(世界保健機関)も推奨しており、カナダやオーストラリアなど接種率が8割を超える国もあります。日本では2009年に承認され、現在は定期接種として行われています。

詳しい経歴・所属学会はこちら プロフィールを見る

① 子宮頸がんとは?

子宮の出口付近(子宮頸部)にできるがんです。日本では毎年約1万人の女性が罹患し、約3,000人が亡くなっています。
20代から増え始め、40代がピークとなるのが特徴で、25歳〜40歳の女性のがん死亡原因の第2位となっています。
また、治療のために子宮を失い、妊娠できなくなってしまう人が年間に約1,000人もいます。

原因の多くはウイルス感染

原因のほとんどは「ヒトパピローマウイルス(HPV)」の感染です。
HPVは、女性の多くが「一生に一度は感染する」といわれるありふれたウイルスです。通常は免疫で自然に消滅しますが、一部の人でウイルスが消えず(持続感染)、数年〜数十年かけてがんへと進行することがあります。

② 予防するには?

「感染を防ぐこと」と「早期発見」の2つが重要です。

💉 HPVワクチン 感染そのものを防ぐ「一次予防」です。発がん性のあるHPVの感染をブロックし、将来のがんリスクを低減させます。
🏥 子宮頸がん検診 がんになる手前の状態(異形成)や、がんを早期に見つける「二次予防」です。20歳を超えたら定期的な受診が推奨されます。

公費(定期接種)と自費について

年齢によって、公費で受けられる場合と自費になる場合があります。

公費(定期接種)で受けられる方

小学校6年生〜高校1年生相当の女子が対象です(標準的な接種時期は中学1年生)。
お住まいの自治体から送られる予診票をお持ちください。自己負担はありません。

※高校1年生相当の方が公費で接種できるのは、その年度の3月31日までです。
※3回の接種を完了するには約6か月かかります。年度末が近い場合は、早めにご相談ください。

自費での接種となる方

上記の年齢を過ぎた方は、自費での接種となります。
キャッチアップ接種(1997年4月2日〜2009年4月1日生まれの方が対象だった公費制度)は、2025年3月31日で終了しました。1回以上接種していた方への経過措置も、2026年3月31日で終了しています。

※公費の期間を過ぎても、自費で接種を受けることはできます。料金は下記をご確認ください。

「もう遅いのでは」と思われている方へ

公費の期間が終わってしまい、接種を諦めていた方からのご相談をいただきます。
年齢が若いほど、また性交渉を経験する前のほうが高い効果が期待できるのは事実です。ただし、すでに性交渉の経験がある方でも、まだ感染していない型に対する予防効果は期待できます。
ご年齢や状況をふまえて、接種の意義についてご説明します。まずはご相談ください。

③ HPVワクチン料金表

当院では以下の3種類のワクチンを取り扱っています。
現在、予防効果が最も高い「9価ワクチン(シルガード9)」が主流となっています。

2価ワクチン(サーバリックス®)
22,000円 / 回

※自費診療の税込価格です。

🏥 基本診察料(税込)
  • 初診
    初診料
    3,300円
  • 再診
    再診料
    1,100円

※お薬代・検査代・文書作成料は別途かかります。
※最終来院日から期間が空いた場合や、別の症状で受診される場合は、再度「初診料」がかかることがあります。
※保険診療の処方箋は電子処方箋・紙の処方箋のいずれかをお選びいただけます。発行自体に追加費用はかかりません。

接種回数について

基本は合計3回の接種が必要です。

一定の間隔(初回→2ヶ月後→6ヶ月後など)をあけて接種します。

ワクチンの効果について

HPVには200種類以上のタイプがありますが、子宮頸がんの原因となるのはそのうちの約15種類です。
全体の50〜70%を占める「16型・18型」は、どのワクチンでも予防可能です。

9価ワクチン(シルガード9)は、さらに5種類(31/33/45/52/58型)の予防効果が加わり、子宮頸がんの原因となるHPVの80%〜90%を防ぐことができます。
効果は少なくとも10年〜12年は維持される可能性が分かっています。

④ リスク・安全性・救済制度

副反応・リスクについて
  • 主な副反応
    接種部位の痛み、腫れ、赤みが多くの人に見られます。筋肉注射のため、インフルエンザワクチン等より痛みを強く感じることがあります。
  • 全身症状
    まれに、重いアレルギー症状(アナフィラキシー)、神経系・消化器系の症状が起こることがあります。
    また、痛みや緊張のために血管迷走神経反射(めまい・失神)を起こすことがあるため、接種後30分程度は院内で安静にしていただきます。

健康に異常があるときは

まずは、接種を受けた医師・かかりつけの医師にご相談ください。
各都道府県には「ヒトパピローマウイルス感染症の予防接種後に症状が生じた方に対する相談窓口」や「協力医療機関」が選定されています。

予防接種健康被害救済制度

極めてまれですが、予防接種により重い健康被害が生じ、治療が必要になったり障害が残ったりした場合は、法律に基づく救済(医療費・障害年金などの給付)が受けられます。
※お住まいの市町村の予防接種担当部門にご相談ください。

⑤ 子宮頸がん検診も大切です

HPVワクチンによる感染予防に加え、子宮頸がん検診を定期的に受けることで、より確実にがんを防ぐことができます。
ワクチンでは防げない種類のHPVがあることや、ごく稀にHPV以外の原因もあるためです。

検診では、がんになる手前の状態(異形成)を発見できます。
不正出血やおりものの異常など、気になる症状がある場合は、検診時期を待たずにすぐに受診してください。

🩺 20歳を過ぎたら
2年に1回の検診を

よくある質問

Q. 公費(無料)で接種できるのは何歳までですか?
A. 定期接種の対象は小学校6年生から高校1年生相当の女子で、標準的な接種時期は中学1年生です。この期間内であれば自己負担はありません。高校1年生相当の方が公費で接種できるのは、その年度の3月31日までです。3回の接種を完了するには約6か月かかりますので、年度末が近い場合は早めにご相談ください。なお、キャッチアップ接種(1997年4月2日〜2009年4月1日生まれの方が対象だった公費制度)は2025年3月31日で終了し、1回以上接種していた方への経過措置も2026年3月31日で終了しています。公費の期間を過ぎた方も、自費での接種は可能です。
Q. HPVワクチンの効果はどれくらい持続しますか?
A. 接種後は抗体が体内で作られ、少なくとも10年から12年後までは維持される可能性があることが研究で分かっています。
Q. 接種後の副作用やリスクはありますか?
A. 接種部位の痛み、腫れ、赤みが起こることがあります。まれに重いアレルギー症状や神経系・消化器系の症状が報告されています。
Q. 性交渉の経験があっても接種する意味はありますか?
A. はい、あります。すでに感染しているHPV型には効果がありませんが、まだ感染していない他の型のHPV感染を防ぐことができます。
Q. すでにHPV感染や子宮頸部異形成を指摘されていますが、ワクチンは受けられますか?
A. 接種は可能です。HPVには多くの型があり、まだ感染していない型に対する予防効果が期待できます。ただし、ワクチンはすでにある病変を治療するものではありません。子宮頸部異形成と診断されている場合は、あわせて経過観察や治療についてご相談ください。
Q. 男性も接種できますか?
A. はい、男性も接種可能です。男性の中咽頭がんや肛門がん、尖圭コンジローマの予防に加え、パートナーへの感染を防ぐ意味でも有効です。

ご予約はこちらから

Webよりご予約いただけます。
ワクチンの種類やスケジュールなど、不明な点は診察時にご相談ください。


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※ワクチン接種は対面診療のみとなります。

記事公開日:2026年2月8日 / 最終更新日:2026年8月29日

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