
超音波検査(エコー検査)は、痛みや放射線被曝の心配がなく、子宮や卵巣の状態をリアルタイムで確認できる非常に重要な検査です。
特に産婦人科領域の臓器は、内診での経膣超音波検査が適しています。細い棒のような機器をゆっくり膣に入れることで、子宮筋腫や子宮内膜症、卵巣のう腫などがないかを調べます。子宮体がんや卵巣がん、進行した子宮頚がんがないかどうかもわかります。
性行為の経験がない人は、経直腸超音波検査(膣ではなく肛門から同様の検査をする方法)により、ほぼ同じ画像を見ることができますので医師にお伝えください。内診台での診察に抵抗がある場合は、お腹の上からの超音波検査もできます。
また妊娠中の場合は、赤ちゃんを見るのも超音波検査となります。リアルタイムで赤ちゃんの動きを見ることができ、被ばくの心配もなく、産科領域での最も一般的な検査です。妊娠週数や診察する部位によって、経膣もしくは経腹超音波を行います。
超音波検査をおすすめする方
子宮がん検診と合わせて、子宮や卵巣の異常を詳しくチェックしたい方
生理痛が重い、経血量が多いなど、子宮筋腫や内膜症が疑われる症状がある方
不正出血や下腹部の違和感がある方
以前に卵巣嚢腫を指摘されたことがあり、経過観察中の方
妊娠を希望しており、子宮や卵巣の状態を事前に確認したい方
保険適用外の明示【保険診療となる場合】 症状があり、医師が疾患の診断を目的として実施する場合は保険適用となります
【自由診療となる場合】 症状がない方が、「健診」として希望される場合、また妊娠の場合は全額自己負担となります。
検査の特徴:経腟エコーと経腹エコー
超音波検査には、主に以下の3種類があり、症状や目的、年齢に応じて使い分けます。
腟から細いプローブを挿入し、子宮や卵巣に近接して詳しく観察します。婦人科疾患のチェックに最も有効です。(痛みはありませんが、緊張して力が入っていると痛みを感じることもあるため、力を抜いてリラックスしましょう。痛みが強い場合は潤滑ゼリーをつけたり、検査法を変えることもできますので遠慮なくおっしゃって下さい。)
下腹部にゼリーを塗り、皮膚の上からプローブを当てて検査します。腹部から広範囲を観察でき、性経験のない方や子宮が大きい方などに適しています。
治療(検査)の内容
超音波診断装置(エコー)を用い、子宮、子宮内膜、卵巣、ダグラス窩などの形態を観察し、病変の有無や大きさを確認します。
主なリスク・副作用 超音波検査自体に痛みや副作用はほとんどありません。経腟エコーではごくまれに軽い出血を伴うことがあります。
検査料金
経膣超音波検査(内診で子宮や卵巣の異常を調べる)
2,500円
経腹超音波検査(おなかの上から子宮や卵巣の異常を調べる)
2,500円
経膣超音波検査(妊娠)
5,500円
経腹超音波検査(妊娠)
6,600円
診察費・初診料
3,300円
診察費・再診料
1,100円
良くある質問
経腟エコーは、細い器具を使用し優しく行うため、痛みはほとんどありません。緊張すると力が入って痛みを感じやすくなるため、リラックスしてお受けください。
はい、子宮や卵巣の病変チェックは生理中でも可能です。ただし、経腟エコーに抵抗がある場合は経腹エコーでの対応も可能ですのでご相談ください。
子宮筋腫や子宮腺筋症の有無と大きさ、子宮内膜の厚さ、卵巣の腫れ(卵巣嚢腫)の有無、卵巣予備能(卵子の数)の目安などがわかります。
はい。性経験のない方には、経腹超音波や肛門からの経直腸超音波で、子宮や卵巣をチェックすることができます。ご希望をお伝えください。
はい、超音波検査の結果はその場ですぐに医師が画像を見ながらご説明します。異常が発見された場合は、今後の精密検査や治療方針についてご提案します。






















