こんにちは。産婦人科SIOクリニック 院長の塩谷 茉智子です。
「最近、生理痛がどんどんひどくなっている気がする」「健康診断で子宮内膜症の疑いがあると言われた」
そんな時、「これって治る病気なの?」「手術しないといけないの?」と、とても不安になりますよね。
本日は、ご自身の痛みが子宮内膜症によるものかを確かめるセルフチェックリストと、診断された場合の「治療・手術の選択肢」について、産婦人科専門医が分かりやすく解説します。
もしかして子宮内膜症?痛みの「症状チェック」
子宮内膜症の代表的な症状は「痛み」です。以下のリストに当てはまるものがないか、チェックしてみましょう。
子宮内膜症 セルフチェック
- 生理痛が昔よりひどくなっている(進行している)
- 鎮痛剤を飲んでも痛みが治まらず、日常生活に支障が出る
- 生理の時以外(排卵期など)でも下腹部や腰が痛む
- 性交渉の時、奥のほうが痛む(性交痛)
- 排便の時に、突き上げるような痛みがある(排便痛)
- 鎮痛剤を飲む量や日数が増えてきた
※一つでも当てはまる場合、子宮内膜症などの疾患が隠れている可能性があります。我慢せずに一度産婦人科でエコー検査等を受けることをお勧めします。
子宮内膜症は「治る」の?
患者様から一番多くいただく質問が「この病気は完治しますか?」というものです。
医学的に誠実にお答えすると、子宮内膜症は女性ホルモン(エストロゲン)の影響を受けて進行するため、「閉経を迎えるまでは、完全に治りきる(再発しなくなる)ことは難しい」病気です。
しかし、絶望する必要は全くありません。「完治」は難しくても、お薬によって進行を食い止め、痛みのない快適な生活へ「コントロールする」ことは十分に可能です。当院では、患者様のライフステージ(今すぐ妊娠したいか、しばらく妊娠の希望はないか等)に合わせて最適な治療法をご提案します。
子宮内膜症の「治療」と「手術」の選択肢
治療法は大きく分けて「薬物療法(お薬)」と「手術療法」の2つがあります。早期に発見できれば、多くの場合「お薬」のみでコントロールが可能です。
1. 薬物療法(お薬による治療)
痛みを抑え、病巣がこれ以上大きくならないようにする治療です。
- 低用量ピル(LEP): 排卵を抑え、生理を軽くすることで痛みを劇的に和らげます。
- 黄体ホルモン剤(ジエノゲスト等): 子宮内膜の増殖を直接抑えるお薬です。ピルが飲めない方にも処方でき、内膜症の治療に非常に効果的です。
- ミレーナ(子宮内黄体ホルモン放出システム): 子宮内に小さな器具をいれ、局所的にホルモンを持続放出させます。
2. 手術療法(腹腔鏡手術など)
お薬の治療だけでは不十分な場合や、以下のようなケースでは手術が検討されます。
- 卵巣にできた内膜症のシコリ(チョコレート嚢胞)が大きく(5〜6cm以上など)、破裂や悪性化のリスクがある場合。
- 癒着がひどく、お薬を使っても痛みが取れない場合。
- 子宮内膜症が原因で「不妊」になっており、妊娠を強く希望される場合。
※当院の診察で手術が必要と判断した場合は、適切な高次医療機関(提携病院等)へ責任を持ってご紹介いたします。
診断後も安心。継続しやすいオンライン診療
子宮内膜症は長く付き合っていく病気だからこそ、「治療を無理なく続けられること」が何より大切です。
当院では、初診でのエコー検査や定期検診でしっかり状態を確認(対面診療)しつつ、毎月のお薬の処方については「オンライン診療」へ切り替えることが可能です。忙しいお仕事の合間やご自宅からスマホで受診し、お薬はポストへお届けします。
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対面での検査から、オンラインでの継続処方まで対応しています。
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「手術になったらどうしよう…」と怖がって病院に行かない時間が長引くほど、病気は進行してしまいます。早期に発見し、適切なお薬を使えば、手術を回避して痛みのない日常を取り戻すことができます。まずはご相談だけでも構いません、当院へお越しください。
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