こんにちは、SIOクリニック院長の塩谷茉智子です。
医師となり10年以上、産婦人科の道を選び8年以上が経過した今では、自分自身に不調が起こった場合、適切に対処できるようになりました。しかし子供のころは知識もなく、時代的な側面もあり、誰にも相談できずに放置してしまっていました。
私は小学生のころから生理痛が非常に重く、生理中はベッドの上でのたうちまわる程でした。ただつらい少々に耐える日々でしたが、中学生になると、おそらくストレスや痩せすぎにより、今度は生理が全く来なくなりました。高校2年生ごろまで3年間ほど生理が止まっており、異常なことはわかっていたものの、つらい生理痛がなくても済むと思い、誰にも相談せず放置していました。
成長期に無月経が続いた場合、骨密度が十分に高くならずに、将来的な骨粗しょう症のリスクが高まります。骨密度が高くなってくれるのは二十歳までで、あとは下がっていく一方なのです。医学生になってからそのことを知り検査してみたところ、20代にもかかわらず正常下限(ギリギリ正常値ではあるものの骨粗しょう症の一歩手前)の結果が出て、納得しました。あの時、生理が止まったことを親に相談し、婦人科に行っていれば・・・後悔先に立たずです。
生理痛に関しては、生理が再開してからもやはりひどく、医学部生となってから初めて産婦人科クリニックを受診しました。そこで低用量ピルの内服を始め、現在も内服を続けています。大事な試験や激務の日々も、ピルがなければ乗り越えられなかったかもしれません。
生理の悩みは人それぞれです。個人差が大きく、症状がない人には理解されないこともあるでしょう。ピルが非常に有効な方もいますが、副作用が強くでる人もいますし、あまり効果を感じられない人もいます。その場合も、色々なピルの種類や、ミニピル、ディナゲストといった似たようなお薬もありますので、ぜひ一度産婦人科に相談してみてください。
かつての私のように、生理のお悩みで苦しむ人を少しでも減らせますよう、これからも真摯に診療に当たってまいります。
生理痛がひどくて寝込んでいたころ













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